函館国際水産・海洋都市「推進機構」が発足
函館市の「函館国際水産・海洋都市構想」を推進していく一般財団法人「函館国際水産・海洋都市推進機構」が3日、発足した。代表理事に函館商工会議所副会頭の沼崎弥太郎氏(79)、実務の最高責任者となる機構長に北大大学院水産科学研究院客員教授の伏谷伸宏氏(66)が就任。この日、市臨海研究所(大町)内の事務所を開設したほか、採用職員3人に沼崎代表理事が辞令を交付した。
同機構はこれまで構想を推進してきた推進協議会を母体とし、水産・海洋に関する学術研究や産業創出を総合的に進める。独自事業で収益を図り、関係施設の維持管理業務のほか、将来的には特許申請などの業務を代行することなども視野に入れている。一般財団法人でのスタートとなり、実績を積み、できるだけ早期に税制上の優遇が受けられる公益財団法人に移行する方針。機構長以下4人体制で業務に当たる。
前日の2日には設立理事会が開かれ、2009年度の事業計画案など議案7件が議決された。10日に開かれる評議委員会で正式に決定する。
事業計画案では、市が計画している水産・海洋総合研究センター建設に向けた調査や産学官連携推進の総合的な相談窓口の設置、関連企業の誘致に向けた取り組みが盛り込まれた。旧協議会が支援した「オーシャンウイーク」の開催や次代を担う子ども達を対象とした「水産・海洋体験学習プログラム」なども継続して支援する。
伏谷機構長は「函館の研究力の向上、異分野の融合などに力を入れて行きたい」と意気込みを述べた。
提供 - 函館新聞社
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