寺山・新渡島支庁長が就任会見
1日付で道建設部土木局長から渡島支庁長に就任した寺山朗(あきら)氏(55)が3日、渡島合同庁舎で着任会見を行った。3月31日に支庁再編条例改正案が可決されたことについて寺山支庁長は「桧山支庁地域とはこれまで以上に連携を強め、道南地域全体として地域活性化に努めていきたい」と抱負を語った。
1999年まで渡島支庁地域政策課長を務め、10年ぶりの函館での勤務となる寺山氏は「当時は新幹線の誘致活動に走り回っていたので、開業が間近に迫っている現在の状況は感慨深いものがある」と述べた。
渡島地域の活性化については「大沼国定公園をはじめとした自然環境、五稜郭や松前城などの歴史的建造物、国宝の中空土偶など観光に生かすことのできる資源が豊富に存在している。2015年度の新幹線開業に向け観光客増加を目指すため、地元と連携しながら知恵を出し合っていきたい」と語った。
支庁再編の動きに伴う今後の渡島、桧山両支庁における業務再編については「経済的に厳しい状況の中、道南地域がこれまで以上に一丸となる必要性がある。広域的な行政の推進に向け、各市町と話し合いを進めながら道としての考え方を理解してもらうように努力したい」と話した。
寺山氏は小樽市出身。1978年に北大大学院を修了し道庁入り。1997年に渡島支庁地域政策課長、2005年に網走土木現業所長、06年に札幌土木現業所長、07年に道建設部土木局長。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。