6月にもスイーツアンテナショップ…15品目を認定 函館の会
函館発のブランド菓子創出を目指す「函館スイーツの会」(若山直会長)は2日、函館市末広町の五島軒本店で例会を開き、会規定の「函館スイーツ」として認定する菓子を決定した。9社が新開発した15品目の菓子を認定し、6月にも認定商品を販売するアンテナショップを市内の大門地区に開店する。若山会長は「全国区の人気となるような商品を生み出したい」としている。
函館の土産売り場で函館ブランドの菓子を求める声が数多く寄せられたことから、菓子業者10社が2007年8月に「函館スイーツを立ち上げる会」を結成。以来、函館発のブランド菓子の創出を目指して研究を重ねてきた。
当初、地産地消を認定の判断基準に入れていたが、素材が限定されることから今年の函館開港150周年をコンセプトに各社独自の菓子を生み出した。
認定は自社製造が条件で、フランチャイズ商品や函館圏以外で製造、他社の仕入れ販売は除かれる。最終的には味やパッケージなどの判定で10社全部の承認が必要だ。
この日の例会では、各社出品作の審査を行い、「ふっくりんこ」の米粉、マルメロを使用したパウンドケーキやコロッケをイメージした焼き菓子、イカ墨パウダーと八雲町熊石地区の海洋深層水から取った塩を使った塩羊かんなど創意工夫があふれるオリジナルが第1弾の「函館スイーツ」に認定された。
アンテナショップの開店に向けては国の「ふるさと雇用再生特別交付金」を活用する予定。若山会長は「国の交付金に関係なく、当初の予定通り開港記念日(7月1日)前には開店させたい。参加業者を増やし、スイーツブランドを発展させていきたい」と意気込みを述べた。
提供 - 函館新聞社
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