市民団体が指定管理者に…函館市女性センター本年度事業スタート
函館市女性センター(東川町11)は1日から、市民団体「にっぽん生活文化楽会」(原田恵理子代表)が指定管理者となり、本年度の事業をスタートさせた。原田代表(48)が館長に就任。女性の職場環境やDV(配偶者などからの暴力)の相談事業を始めるほか、幅広い年代を対象にした講座開催で利用者を拡大し、男女共同参画推進などの啓発を効果的に進める。
同会はDVや児童虐待などの社会問題の対策に取り組む団体を支援し、各団体のネットワークづくりを目的に活動する任意団体。社会問題を都市型社会の弊害ととらえ、失われつつある日本の伝統文化の伝承にも取り組む。
同センター事業では相談事業を拡大し、新たにNPO法人ウィメンズネット函館が「DVと虐待相談」(火・木曜午前10時―午後3時)、「女性の職場環境相談」(水・金曜午後6時半―同8時半)を4月第2週からスタート。いずれも電話相談で1人30分程度(無料)。家庭生活相談も従来通り継続する。
5月からシニア世代を対象に日本文学、書道や工作、そろばんに親しむ「寺子屋いろは」を毎週水曜午前10時から開講。定員20人。1回500円。6月には館内談話室に「喫茶まったり屋」を開店し、コーヒーや和風の甘味、軽食も提供し、利用者や地域住民の憩いの場にする。このほか毎月10日程度、養護学校の生徒と物作りをする「ボランティア工房」を開設し、5月からボランティアスタッフも募集する。
本年度の各種講座は5月から始まり、第1回の「実用おもしろ英語講座」は4月2日から受講者を募集する。定員20人。受講無料。親子、男性向けの講座も企画している。原田館長は「誰でも気軽に立ち寄れて生活に潤いが出るような機会を提供していきたい」と話している。問い合わせは同センター TEL0138・23・4188。
提供 - 函館新聞社
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