道路整備に168億円…09年度函館開建設実施分
函館開発建設部は3月31日、2009年度道開発事業費中、函館開建実施分の概要を発表した。総事業費は315億2000万円で前年比4・8%減。新規事業は今金地区の国営農地再編整備事業。継続事業である道縦貫道や函館新外環状道路、函館江差自動車道など、幹線道路の整備促進に大きな比重を置いた予算配分となっている。
予算全体の半分以上を占める道路整備は168億3100万円で同9・2%減。高速道路ネットワークの整備では、函館江差自動車道の上磯IC―北斗富川IC間(約5キロ)の今秋開通を目指すとともに、市街地から新幹線新駅へのアクセスとして重要な函館新外環状道路の工事も本格化する。また、活力ある地域社会モデルの形成として、シーニックバイウェイの「函館・大沼・噴火湾ルート」と「どうなん・追分シーニックバイウェイルート(候補ルート)」の取り組みを支援する。
農業農村整備は20億100万円で同11%増。継続事業である大野平野地区の国営かんがい排水事業を推進するとともに、今金地区の国営農地再編整備事業の調査計画を開始する。港湾整備は38億1600万円と同6・9%減。函館港の本港地区では臨海道路の整備、弁天地区では、函館国際水産・海洋総合研究センターと一体利用を目指す水深6.5メートルおよび5.0メートル岸壁の改良工事などを行う。
水産基盤整備は34億3400万円で同2%減。久遠漁港や函館漁港では自然調和に配慮した施設整備を進める。
このほか、治水に14億4700万円、都市水環境整備に400万円、道路環境整備に30億2400万円、空港整備に9億6600万円となっている。
提供 - 函館新聞社
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