WBC日本連覇、道南でも熱狂
「やった!イチローが打って決めてくれた」−。24日、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦の日本対韓国。函館市内の公共機関やデパートなどでは、テレビ中継に足を止めて応援するファンが多く見られた。一進一退の攻防に手に汗握り、日本が2連覇を達成するとテレビの周りでは「バンザイ!」と歓声が起こっていた。
市内梁川町のテーオーデパートでは、買い物に来た主婦らが1階の広場にあるテレビの前に集まった。日本が優位に試合を進める中、東京から来函していた学生の佐戸充さん(21)は「韓国は追い込まれると強くなるので最後まで気が抜けない。3点差はつけないと勝てないのでは」とはらはらした様子。日本がリードして迎えた9回裏には約30人が集まるも、同点に追いつかれた時はため息に包まれ、家路につく人が多く見られた。
一方、函館市役所の1階ロビーでも、手続きなどで訪れた市民らが待ち時間にテレビ中継を見入った。同点に追いつかれた時はテレビ前から人は減ったが、10回表にチャンスを迎えると再び人だかりに。イチローが決勝打を放つと「やったー」と声が飛び、リードした10回裏は、アウト一つ取るたびに拍手が大きくなり、ダルビッシュ投手(北海道日本ハム)が最後の打者から三振を奪い2大会連続の優勝を決めると、万歳をして喜ぶ人も。市内在住の会社員、近藤かおりさん(22)は「やっぱりイチローのおかげ。決める人が決めたと思いました」と笑顔。テーオーデパートでは、市内在住の木村誠さん(61)が「稲葉や小笠原らベテランの選手の活躍が素晴らしかった。韓国と力は同じだと思っていただけに優勝はうれしい」と声を弾ませた。
提供 - 函館新聞社
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