函館国際学園理事会、ロシアセンター整備に900万円支出を陳謝

 ロシア極東大函館校を運営する学校法人函館国際学園は24日、函館市元町14の同校内ロシアセンターで理事会を開いた。小笠原雅専務理事が、ロシアセンター整備で市の補助金などから約900万円を支出した経緯を説明し、陳謝。本年度収支決算は市の調査結果が出てから改めて審議し、市からの運営補助金3000万円を含む2009年度予算案は暫定で承認した。

 小笠原専務理事によると、約2000万円となった現預金の回復を図るため、校長の管理職手当月額10万円を全額カット、副校長は同じく9万円を5万円とし、年間168万円の支出を抑える。このほか出張旅費の減額、教員が正規の授業以外に講義した謝礼(1講義4000円)も返上してもらい、合わせて327万円をねん出する案を示したが、理事からは異論も出たという。

 本年度収支決算は、ロシアセンターの負担分を計上したため、収支の差し引きが1030万円の赤字となった。 理事会では、センター整備の業者選定の経緯も報告された。受注した資材会社は過去にロシアの観光ポスター作製に携わり、ロシア語ができる同校卒業生がいることなどから契約先に選んだという。

 この業者から昨年10月31日にあった請求は2796万円で、内訳は建築主体工事が1517万円、冷暖房設備工事が462万円、電気設備工事が217万円、液晶テレビや付属品が106万円などとなっている。

 また、小笠原専務理事(学校事務局長兼務)は健康上の理由から3月末で退職し、後任の事務局長には元市職員の関谷隆氏が就く。専務理事の辞任も申し出たが、理事会預かりとなった。理事会には6人が出席した。

update 2009/3/25 09:51
提供 - 函館新聞社


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