江差商工会、プレミアム商品券発売に住民殺到

 【江差】江差商工会(飯田隆一会長)は19日、定額給付金に合わせた「江差町プレミアム商品券」を発売した。30%ものプレミアムが付くお買い得な商品券だけに、第1弾で発行した4000万円分の商品券は、わずか1時間45分で完売した。販売会場の町文化会館には、ピーク時で500人を超える住民が長蛇の列を作るほどの人気。商品券を手中に収めたのは496人にとどまった。商工会は4月3日にも第2弾となる2000万円分の発売を予定している。

 販売は混雑が予想されるため町文化会館で行われた。商品券は1セット(1000円券10枚)が7000円。購入限度額は1世帯10セット(7万円)。午前9時すぎに会場に一番乗りしたという町内の主婦(67)は「7万円で10セット買います。灯油や日用品の購入にあてます」と意気込んだ。

 同11時の発売直前になると大勢の住民が続々と詰め掛け、最後尾では早くも「本当に買えるんだろうか…」と不安な様子。発売直後には500人を超える住民が、会場の外で長蛇の列を作った。「行列に驚き、足早に会場を後にした人も少なくない。会場を訪れた人は700人を超えるようだ」(町の担当職員)。

 商工会によると購入者の大半は、上限の10セットを買い求めたという。飯田商工会長は「予想以上の反響。地元への波及効果も大きい」と期待する。準備した4000セットが完売したのは午後零時45分。会場に残った約50人が最後までチャンスを待ったが、係員が売り切れを告げると「えーっ!」というため息交じりの悲鳴も上がった。50代の主婦は「ずっと並んだのに残念です。次回は早朝から並びます」と、がっかりとした表情で会場を後にした。

 商品券の発行総額は6000万円。このうち2000万円は町が補助している。次回の発売は4月3日だが、発売枚数は今回の半分となる2000セット(2000万円分)。予想を上回る人気ぶりだけに、商品券の争奪戦は一層ヒートアップしそうだ。

update 2009/3/20 10:00
提供 - 函館新聞社


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