函館八幡宮で厳かに祈年祭
函館市谷地頭町の函館八幡宮(中島敏幸宮司)で17日、今年の五穀豊穣、国家の安泰を願う「祈年祭」が行われた。氏子ら約30人が中島宮司とともに厳かに祈りを捧げたほか神楽を奉納した。
祈年祭の「年」は稲の意味があり、生命の糧への恵を祈る。一般的には立春がすぎ、春の始まりの2月17日に開かれるが、函館八幡宮では雪深い時期から遅らせ、毎年3月のこの日に開いている。
中島宮司が御神体を奉っている部屋の戸を開け、神職が野菜などを、奉賛会や氏子らが幣帛(へいはくを)を捧げた。祝詞奏上に続き、石崎地主海神社雅楽会による神楽「豊栄の舞」(うらやすのまい)が奉納され、最後に参加者全員が玉ぐしをささげた。
update 2009/3/18 15:41
提供 - 函館新聞社
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