待ち時間短縮に 市立函館病院、24日から問診コーナー設置

 市立函館病院(函館市港町1)は24日、1階ホールに看護師が対応する問診コーナーを設置する。症状に合わせ医師から事前に指示された検査を診察前に行うことでスムーズな診察につながり、患者の待ち時間も短縮される。まずは新患への対応のみだが、6月ごろまでには異なる疾患での受診や予約外の患者にも対応範囲を広げる。

 市病院局が、市病院事業改革プランの案にパブリックコメント(意見募集)の内容などを反映させた最終案を市議会民生常任委員会に示し、この中に盛り込まれた。同院はこれまで泌尿器科の受診患者の検尿など一部でこのような対応をしていたが、対象を全科に拡大して実施する。パブリックコメントでも待ち時間の長さを指摘する意見があり、この解消にもつながる。

 問診コーナーは、薬が院外処方になったことなどから余裕ができた1階の待合スペースに置く。プライバシーに配慮したコの字型の壁があるブースを当初は3つ、最終的には5つ設置する。ベテランの看護師を配置し、患者の症状に応じてどの科を受診すれば良いかを判断。医師は事前に、各症状に合った検査項目の指示を出しており、これに沿った検査を行う。

 その後の診察で医師は、検査の結果を見ながら診断を下す。検査前の診察時間やこの待ち時間などが短縮され、患者をスムーズに受け入れることで患者の負担を減らすとともに、病院側の業務短縮にもつながる。

 市病院局は「初めての患者はどこで何をすれば良いか分からない場合が多い。分かりやすく受診できるサービスを提供したい」と話す。16日から、問診コーナーの利用方法などを同院ホームページhttp://www.hospital.hakodate.hokkaido.jp/index.shtmlで紹介し、周知する。

update 2009/3/16 13:53
提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです