管内中学校などで卒業式
渡島・桧山管内の公立中学校63校と函館大谷短期大学で13日、卒業式が行われた。保護者や教職員に見送られ、卒業生たちは数々の思い出が詰まった学びやに別れを告げた。
○…函館市弥生町の函館西中学校(信夫恵美子校長、生徒102人)では午前10時から開式し、制服に身を包んだ3年生32人が1人ずつ名前を呼ばれると壇上で大事そうに卒業証書を受け取った。
信夫校長は「途方に暮れた時、先生や見守るお母さんお父さんがいることを忘れないで。すてきな風と共に幸多い人生を歩んで」と語り掛けた。2年生の土屋愛実さんの送辞に対し、3年生代表の橋本航平君(15)は「どんなことがあっても逃げずに立ち向かい、自分に責任を持って生きていくことを誓います」と答辞を述べた。閉式後の全校記念合唱では、涙を拭きながら歌う3年生の姿もあった。
本年度の卒業生は渡島・桧山管内で約4200人。檜山管内では1校が15日に卒業式を行う予定。
○…函館大谷短大(福島憲成学長)の卒業式と修了式は函館国際ホテルで開かれた。保護者や教職員が見守る中、振り袖やドレス、スーツなどに身を包んだ卒業生らは緊張した表情で式に臨んだ。
卒業生は2学科86人、修了生は1専攻科10人。福島学長が一人ひとりに「卒業おめでとう」と声をかけながら学位記と修了証書を手渡した。
福島学長は式辞で「社会へ踏み出すことに不安も多いと思うが、一歩一歩確実に新しい時代を築き上げてほしい」あいさつ。同短大後援会の村上幸輝会長が「100年に一度の世界的不況といわれる厳しい時代だが、皆さんの奮闘と努力で変革をもたらしてほしい」とエールを送った。
卒業生代表の戸根るり子さん(こども学科)は答辞で「学生生活で学んだことを生かし、社会に貢献できる人間になることが指導してくれた先生方や育ててくれた両親への恩返しになる。力いっぱい努力していきたい」と誓った。
提供 - 函館新聞社
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