函水高実習生42人が帰港

 中部太平洋で長期乗船実習に取り組んでいた函館水産高校(齋藤隆校長)の実習生42人が8日、函館港に帰港した。48日間の船上生活を終え、たくましさを増した生徒たちは家族らと再会し、航海の無事を喜び合った。

 乗船実習は海洋技術、機関工学両科2年生を対象に毎年実施。道教育庁実習船管理局所属の「北鳳丸」(664トン)に乗り込み1月20日に函館港を出発した。実習生は乗組員約30人から機器の取り扱い実習やマグロのはえ縄漁業などを学び、ハワイでの3泊4日を経て帰路に就いた。

 同日午前8時40分ごろ、函館港に実習船が姿を現すと集まった家族や同級生らは手を振ったり、カメラで撮影するなどして帰港を喜んだ。下船式で齋藤校長は「この48日間を契機に海洋王国日本の礎となるよう頑張って」とあいさつした。実習生を代表し、機関工学科の豊原誼之さん(17)が「忍耐力や協調性が身に付き、生涯忘れることのできない経験だった」と話し、全員で乗組員に向かって「ありがとうございました」と声を合わせた。

 実習生らは迎えに来た家族から「おかえり」と声を掛けられると、顔をほころばせて再会を喜んでいた。同科の阿部裕介さん(17)は「初めは船酔いがつらくて船上生活も大変だったが、漁業実習は一生の思い出になりハワイも楽しかった」と話していた。

update 2009/3/9 10:39
提供 - 函館新聞社


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