ゆうあい養護学校で卒業・閉校式
【北斗】北斗市当別のゆうあい養護学校(大場靖子校長、生徒9人)高等部の卒業式と閉校式が8日、同校で行われた。大勢の関係者が駆けつけ、卒業生9人の門出を祝うとともに、慣れ親しんだ校舎にそれぞれの思いを寄せた。
自主・自立精神を掲げて、1973年4月に夜間学級を任意で開設したのが前身。資金難などを乗り越え、78年4月には全日制課程としての開校にこぎつけた。以後、道内唯一の私立養護学校として知的障害教育に力を注ぎ、各種イベントの開催で地域づくりにも貢献してきた。
卒業式では、保護者ら約100人が見守る中、大場校長から生徒に卒業証書が手渡された。大場校長は「ここで学んだ自主・自立の精神を今後の人生に役立ててほしい」と式辞。生徒代表で加藤純一さん(18)が、「卒業はうれしいが、学校がなくなるのは寂しい。楽しかった思い出を忘れない」とあいさつした。
続いて行われた閉校式では校歌斉唱後に、卒業生がハンドベル演奏を披露。「卒業写真」と「ふるさと」のやさしいメロディーが会場を包んだ。また、卒業生退場の場面では、同校OBがハープを奏で、式典に花を添えた。
提供 - 函館新聞社
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