万年橋幼稚園で閉園式
函館市立万年橋幼稚園(溝口幸司園長、園児10人)の第33回保育修了式と閉園式が7日、函館市吉川町の同園で行われた。関係者約110人を前に、同園最後の修了児10人が家族や教員らに感謝の言葉を述べ、歌やお別れの言葉を発表。卒園生1090人を送り出した同園は、33年間の歴史に幕を閉じた。
開式前、会場にかわいらしいはかまや真新しいスーツに身を包んだ園児が入場すると参加者から大きな拍手が送られた。1人ひとりに修了証書を手渡した溝口園長は「小学校でもたくさん友達を作って元気に過ごして」と呼び掛けた。
保護者が手作りアルバムなどを贈呈した後、園児と卒園生の函館万年橋小6年生が壇上に並んで開園から今までの思い出を振り返り、卒園生が「どの小学校に行っても皆万年橋幼稚園の仲間」と力強く声を掛けた。園児が「楽しかった思い出は、離れていても心の中で会えるからさよならはいわないよ」と話して保護者に感謝の思いをつづったメッセージカードを手渡すと、涙する家族の姿もあった。
終了後、閉園記念として溝口園長や市内の市立幼稚園教諭らによるミニコンサートも行われた。
修了児の滝澤優奈ちゃん(6)は「上手にできて歌も楽しかった。1年生になったらチャイムが鳴る前に給食を食べたい」と話していた。
同園は1976年に開園。市内では少子化に伴う入園者数の減少で同園と日吉幼稚園が本年度で閉園する。日吉幼稚園の閉園式は14日。
提供 - 函館新聞社
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