函館市民オペラの会、定期公演初めて休止
函館市民オペラの会(会長=金山正智・同市文化・スポーツ振興財団理事長)の2009年第1回総会が7日夜、市内梁川町のホテルテトラで開かれた。09年度事業計画案などを協議し、創立以来毎年続けていた定期公演を休止し、オーケストラを伴わない小規模なオペラ公演を函館市内や近隣で実施することを決めた。
休止の理由は近年、公演収入の減少で財政運営が厳しくフルセット・フルオーケストラ規模の公演が難しくなったためで、今年1年を充電期間とし、来年の公演を目指す。
代わりに第4回オペラ研究室公演を行う。若手育成の目的で定期公演とは別に実施していて、2005年以来4年ぶりに復活。演目はロッシーニ作曲の「シンデレラ」で、11月28日に市芸術ホールで上演する。もう1カ所は未定。
公演規模は音楽部門、舞台製作など総勢50人を見込んでいる。キャストは公募せず、これまでの実績を考慮し運営委員会で決定。シンデレラ役に次藤正代さん、ラミーロ役に前田治さんが選ばれた。
指揮・音楽監督は大坂吉明さん(副運営委員長)、演出は中村勝雄さん(運営委員)。
このほか、10月7日のバーデン国立オペラの公演「ドン・ジョバンニ」(同財団主催)に合わせて、プレイベントを7月12日、芸術ホールで開催する。
同会は地域文化の発展に貢献していこうと1990年に発足。翌年の91年から18回連続の定期公演を続けてきた。
提供 - 函館新聞社
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