10日から新たな出張医…木古内町国保病院
【木古内】医師8人のうち2人(小児科・内科)が3月末付で退職することが決まり、医師不足が懸念される木古内町本町708の木古内町国保病院(松谷茂幸院長)の一連の問題で5日、新たな男性医師1人が3月10日から出張医(非常勤)として勤務することが分かった。内科・消化器科の専門医で、函館市美原3の協立病院が派遣する。診察は週3回(火・木・金)午後1時半から。契約は3月末までだが、町は4月以降も継続した診療体制を打診し、関係者によると協立病院側も前向きに検討しているという。
5日開会した定例町議会で、同病院の地本隆利事務長が報告。関連経費として、内科医派遣委託料90万円を本年度国保病院事業会計予算案で計上し、原案通り可決した。
国保病院は5日現在で常勤医8人、出張医4人が在籍し、2010年5月オープン予定で新・木古内町国保病院の移転改築工事が進む。
1月23日に医師不足問題が浮上して以来、「緊急を要する問題」と町や議会側、病院事務局などが医師確保に向け関係機関に協力を求めていた。
病院開設者である大森伊佐緒町長は函館新聞社の取材に対し、「地域医療を支えようと力になってくれる関係者に感謝を申し上げたい。(医師不足の)深刻な状態から脱した感はあるが、引き続き医師確保に向け全力を注ぎたい」と述べた。
4月以降の小児科医の後継者は決まっていながいが、内科医が診療を担当する。
提供 - 函館新聞社
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