北斗市議会定例会/海老沢市長が執行方針 新幹線や経済対策強調

 【北斗】北斗市議会の第1回定例会が3日開会し、海老沢順三市長が市政執行方針、藤巻博司教育長が教育行政執行方針を述べた。海老沢市長は新幹線時代到来に向けたまちづくりや産業活性化、経済雇用対策の推進、教育環境の充実などを強調し、「市民が市政の主役であるという住民参加の行政を政治哲学とし、市民福祉の増進のための市政を進めたい」と述べた。(石井 克)

 第一次市総合計画を基に、旧上磯町と旧大野町の住民の融和や両町事業の継続性と発展に向け、「次代を担う子供たちが、わが古里を誇れるようなまちづくりをしていきたい」と協力を求めた。

 道新幹線の新駅周辺整備について、2015年度を完成目標に進む土地区画整理事業は、道路や公園、宅地造成などの実施設計を行うほか、家屋などの物件調査や宅地の再配置をする換地設計をしていると報告。新駅北側は北口広場から国道5号を結ぶ新函館停車場七飯線(仮称)として、09年1月に道道認定の告示を受け、早期着工に向け取り組んでいるとした。

 また、開業後にJRから経営分離される並行在来線対策について、道や函館市、木古内町で構成する協議会が委託した将来需要予測などの調査結果が3月末に出ることから、これに基づき、分析と検討を重ねて11年度末までには方向性を決定したいとした。

 赤字が続く国民健康保険財政について「重い課題となっている」と前置き。08年度決算見込みでも大幅な収支不足が予想されることから、「安定的で持続可能な国民健康保険制度を構築するため、抜本的な税率改正について検討を重ね、09年度中に基本方針を示したい」とした。

 藤巻教育長は「子供たち一人ひとりの確かな学力と豊かな人間性、健やかな心と体をバランスよくはぐくみたい」と述べ、学校給食費の値上げについても言及。食育の推進に向け、栄養教諭を新たに配置し、正しい食習慣を身につけさせる考えを示した。

update 2009/3/4 09:28
提供 - 函館新聞社


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