3月の石油製品 ガソリン、灯油小幅な値下がり
函館消費者協会(米田イツ会長)が2日に行った3月の石油製品価格調査によると、レギュラーガソリン(1リットル当たり)の平均価格はフルサービスが前月比1・82円安の109・56円、セルフサービス式が同1・87円安の102・13円で、小幅ながら2カ月ぶりに下落した。
調査対象は函館、北斗両市内の計25店舗。レギュラーガソリンの最高値はフルで113円(前月比2円安)、セルフで108円(同)。最安値はフルで106円(同1円安)、セルフで97円(同5円安)と軒並み下落し、100円を割るスタンドも現れた。 前年同月と比べると、小売価格は40円以上安くなり、同協会は「昨年のような国際相場の乱高下が収まり、原油価格は比較的落ち着いた状況にある。しばらくは小幅な値動きが続くのでは」と分析している。
また、灯油もホームタンク1リットル当たりの平均価格が同5・91円安の62・99円と2カ月ぶりの下落に転じた。暖冬の影響で販売量の不振が続いていることに加え、消費者の節約・省エネ志向が高まりから、石油元売り各社の在庫が積み上がっていることが背景にあるとみられる。
米田会長は「プライスリーダーのコープさっぽろが灯油価格を引き下げる動きもあり、今後は50円台に入る可能性もある。今季の消費量も昨季に比べ大幅に下がりそうだ」と話している。
提供 - 函館新聞社
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