公立高校で卒業式、恵山高で最後の13人旅立つ

 道内の公立高校で1日、卒業式が行われた。渡島・桧山管内でも全日制26校、定時制3高の合わせて2817人(2月1日現在)が巣立ちの日を迎えた。このうち今年度で閉校となる市立恵山高校(日向稔校長)では、最後の卒業生13人が父母や教職員らが見守る中、胸を張って式に臨んだ。

 1970年の開校以来、地域とともに歩んできた同高。この日の卒業生を含め、1112人を社会に送り出してきた。一人ひとりに卒業証書を手渡した日向校長は「地域発展のための基礎学習機関としての意義を全うし、この学校は今日で39年の歴史に幕を閉じる。みなさんが有終の美を飾るにふさわしい誇れる卒業生であることを確信している」と式辞を述べた。

 卒業生を代表して、三好忠弘生徒会長は「母校がなくなってしまうことは寂しいが、13人の同級生が全員無事に卒業できたことは本当にうれしい。仲間に支えられ充実した学校生活を送ることができた。先生と生徒の強いきずなで結ばれた最高の学校だった」と惜別の言葉を述べた。

 また会場には、昨年11月に同校で出前授業を行った料理研究家の枝元なほみさんも駆けつけた。枝元さんは「もう一度みなさんに会いたくて、飛んできました。美しい海と恵山に囲まれた素晴らしい自然環境の中で3年間勉強できたことを大きな財産として、今日を新たな始まりとして羽ばたいてください」とエールを贈った。

update 2009/3/2 10:47
提供 - 函館新聞社


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