大農高3年生2人が危険物取扱者と電卓3段資格取得
【北斗】大野農業高校(北澤住人校長、生徒336人)の農業科3年生の吉田智哉君(18)がこのほど、消防試験研究センター(東京)が行う危険物取扱者乙種の6類全部を取得、食品科学科3年の野村佑衣さん(18)が全国経理教育協会(同)の電卓計算三段の試験に合格した。同校から乙種の全類取得者は12年ぶり、同三段取得者は11年ぶり。卒業を前に地道な努力を実らせた2人は「うれしい。高校生活の思い出」と喜んでいる。
吉田君は高校1年の9月に危険物取扱者の丙種資格を取得したのをきっかけに乙種全類の取得を目指した。2年生だった昨年1月、ガソリン、灯油など一般的に需要の多い4類を取得したのを皮切りに各類に挑戦。12月25日の1類で全類合格を達成した。
小学生時代に珠算を習っていたという野村さんは高校2年の時、電卓計算の資格も取りたいと決意。段位取得に向けて昨年12月の試験を受験し、三段をクリアした。
2人とも授業の実習や就職活動をしながら資格取得に励み、資格指導担当の教諭からアドバイスを受けながら空き時間を有効に使い、勉強を続けてきた。
吉田君は「苦手分野を中心にテキストの問題を反復した。全部取れて良かった」と話し、野村さんも「計算が好きなので勉強は苦にならなかった。機会があればさらに上の段を目指したい」と意欲を見せる。
この春卒業し、4月から吉田君は水戸市内の会社が経営するガソリンスタンドに、野村さんは新函館農協に就職する。2人は「資格を生かしていきたい」と活躍を誓っている。
提供 - 函館新聞社
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