地域の防災力高めて…リーダー研修会
本年度の函館市自主防災リーダー養成研修(市主催)が25、26の両日、市消防本部と亀田福祉センターで開かれた。各町会の防災担当者ら計100人が受講し、地震や津波発生のメカニズム、救急救命、防災への心得などを学んだ。
防災に対する知識や技能を修得し、地域の防災力向上を目指す目的。亀田福祉センターでは60人が参加し、市総務部防災担当の武田忠夫参事が「大規模災害時は行政を含め関係機関だけでは対処できず、地域の皆さんの力を借りて消火や救助活動をして、被害を最小限にとどめなれければなりません」と述べ、協力を呼びかけた。
函館海洋気象台観測予報課の雁原良範主任技術専門官が「地震・津波防災について」と題して講義。4つのプレート(地殻)に囲まれた日本近辺で発生する地震は世界全体の10%を占めることを紹介し、「周囲の状況に応じて、慌てずに身の安全を確保する。“自分だけは大丈夫”と思わないで」と呼びかけた。
市消防本部と市総務部の担当者による救急救命講習、自主防災組織についての講義も行われ、参加者はメモを取るなど真剣に学んでいた。
3月には旧4町村地域を対象に同研修を開く。
提供 - 函館新聞社
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