「五稜星の夢」壊される…五稜郭公園
24日午後7時20分ごろ、函館市五稜郭町の五稜郭公園で、通行人の女性が「男2人が堀の電球を壊して歩いている」と警察に通報した。函館中央署によると、同公園で開催中のイベント「五稜星の夢(ほしのゆめ)」(実行委主催)用の電球約160個が割られていたという。同署は器物損壊の疑いで逃げた男の行方を捜している。
調べによると、現場は同公園東側の内堀沿い約600メートルの区間。女性が男2人が棒のようなもので電球を壊しているのを目撃し、同署に通報した。男らは女性に気付き、その場から立ち去ったという。
実行委事務局によると、これほど大規模に電球を壊されたのは、イベント開始以来初めてという。同日午後、割れた電球の撤去と、付け替え作業を実施。今季のイベント終了は28日のため、五稜郭タワー展望台から見下ろせる個所の電球のみを交換した。実行委は「毎年、市民が楽しみにしている“夢”を壊された感じがして残念としか言いようがない」と話し、近く、被害届を同署に提出するという。
同イベントは、五稜郭の形を電球で飾り、冬の函館を盛り上げようと、1989年に始まった。毎年、一口500円の募金を募り、設置や撤去などボランティアで運営している。今シーズンも堀の内周約1・8キロにわたり、2000個の電球が設置され、市民や観光客らを楽しませている。
提供 - 函館新聞社
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