チョウザメ、スイスイ…臨海研究所で飼育、公開

 水産や海洋に関する産学の研究拠点、函館市臨海研究所(大町13)の1階交流ラウンジで、珍しいチョウザメ2種類が飼育、公開されている。北大大学院水産科学研究院、足立伸次研究室の協力を得て、アムールチョウザメ3匹、ベステル2匹を展示。水槽の中を元気に泳ぐ姿を家族連れなどが見学している。

 同研究所によると、チョウザメは硬骨魚類で、軟骨魚類のサメとは違う。うろこの形が蝶(ちょう)のように見え、現存する魚で最も原始的な骨格を持ち、体型は3億5000万年前からほとんど変わらない“生きた化石”。卵を塩漬けにしたキャビアは世界三大珍味の一つ。

 アムールチョウザメは、ロシアのバイカル湖やアムール川など、主に淡水域に生息し、最大で2・5メートル、体重150キロを超える。ベステルはオオチョウザメとコチョウザメを掛け合わせた改良種で、最大1・5メートルまで大きくなる。

 展示されているのは15―30センチの稚魚で、同研究所は「成熟まで4―5年かかるが、少量ながら養殖もののキャビアもある。この機会にぜひ訪れて見学して」と話している。

update 2009/2/24 10:51
提供 - 函館新聞社


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