甘くて柔らかい「新芽コンブ」…南茅部地区で水揚げや日干し

 函館市南茅部地区の海岸沿いで、新芽が出たばかりのコンブ「新芽コンブ」の水揚げが行われている。同市臼尻町の漁業中條俊政さん(70)方では今月から水揚げや日干し作業を開始し、家族ら6人が作業に追われている。

 同地区で水揚げされるのは特産の高級真コンブ「白口浜コンブ」と呼ばれる養殖もので、長さは約2メートル。2日間ほど寒風で乾燥させて縮ませた後、30、90センチに切り、それぞれ数十本ずつ束ねて保管、出荷する。

 新芽コンブは本来7月下旬に収穫する「成熟コンブ」に備えて間引きされるものだが、甘みを含んだ柔らかい実が評判を呼び、おでんや煮物などの具として人気が高い。中條さん方ではコンブの実が硬くなる3月中旬まで作業を行い、南かやべ漁協臼尻支所に出荷する予定だ。

 中條さんは「良いコンブを育てるための間引きだが、新芽コンブはファンが多いから仕事には力が入ります」と意気込んでいる。

 同漁協直販加工センターによると、新芽コンブは早ければ3月中旬にも全国に出荷される。

update 2009/2/22 11:39
提供 - 函館新聞社


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