松前で19件被害…道南大荒れ
21日の道南は発達した低気圧が通過した影響で、深夜から未明にかけて強い風が吹くなど荒れた天候となった。松前町では最大瞬間風速30メートルを超える突風が吹き、小学校や住宅の屋根がはがれるなどの被害が出た。各交通機関も乱れた。
函館海洋気象台によると、最大瞬間風速は江差町33・9メートル(午前10時3分)、松前町31・7メートル(同1時27分)、せたな町25・9メートル(同2時45分)、函館市川汲20・1メートル(同6時9分)。
松前町によると、この風の影響で松前白神小学校の屋根や同館浜小学校の窓ガラスが損壊。小島や大沢地区などの住宅6棟の屋根が壊れるなど合わせて計19件の建物に被害が出た。けが人はなかった。
空の便は、全日空(ANA)が函館と丘珠を結ぶ4往復8便が欠航し計170人に影響。北海道エアシステム(HAC)は函館と丘珠、新千歳、奥尻、釧路の道内各空港を結ぶ計7便が欠航し、102人に影響があった。
フェリーは道南自動車フェリーが函館―大間の3便を欠航し、約30人が影響。ハートランドフェリーは江差―奥尻間の1往復2便を欠航し、75人に影響した。
JRは青森県内の海峡線や東北線の除雪作業のため八戸―函館間を結ぶ特急「スーパー白鳥」11本などが運休し、約4300人に影響が出たほか、札幌に向かう特急に運休や遅れが出た。
提供 - 函館新聞社
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