極東大でロシア伝統行事「冬追い払え!」
春を迎えるロシアの伝統行事「マースレニッツァ」が20日、函館市元町のロシア極東大函館校駐車場で行われた。冬を象徴するわら人形「モレーナ」を燃やし、冬を追い払った。
同大で毎年行われる恒例行事。学生らが仮装し、モレーナを担いで冬を楽しむ「クマ」「ウシ」が、春を呼ぶ「太陽」に追い出される寸劇を披露。最後にモレーナに火を付け、モレーナと決別する歌「ビノグラード」を歌って冬に終わりを告げた。
この日は学生24人、同校で語学研修を受けている社会人7人ら約40人が参加。校内では太陽を表す「ブリヌイ」(ロシア風クレープ)などのロシア料理を食べ、春の訪れに期待を寄せた。
「マースレニッツァ」はもともと謝肉祭に当たる農民の祭り。ロシアではわら人形を担いで陽気に練り歩き、ブリヌイを食べて歌や演劇を楽しみ、わら人形を燃やして灰を畑にまくという。
同校ではロシア文化を肌で感じ、市民にも知ってもらう狙いで実施。研修生の男性(42)は「にぎやかな行事で冬を追い出す独特の雰囲気が味わえてよかった」と話していた。
update 2009/2/21 10:57
提供 - 函館新聞社
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