森さん最高位受賞…農水省主催「写真コンテスト」
【福島】農林水産省が主催し、農漁村における男女共同参画の実現を掲げ、そこで働く住民の活気ある姿を紹介する全国規模の写真コンクールで、福島町三岳91の森征人さん(65)の作品が水産部門の最高位に当たる水産庁長官賞を受賞することが決まった。福島の春の風物詩である間引きコンブの乾燥作業に励む漁業夫婦の様子をとらえた写真で、森さんは「この写真が福島の特産品のPRに少しでも役立ってもらえればうれしい。浜で働く漁業者の笑顔から自分も元気をもらった」と受賞を喜んでいる。
森さんが受賞したのは、各自治体などを通じて応募を呼び掛けた「農山漁村男女共同参画活動いきいきフォトコンクール」。作品のタイトルは「コンブのカーテン」で、昨年4月12日に町内の宮歌地区で撮影したという。
雪解け後の福島町の海岸でよく目にする光景で、「北海道ならではの風景。仲むつまじく仕事をする夫婦の笑顔も素晴らしい」と高く評価された。
森さんは約30年前から写真活動を楽しむ。「子どもや家族の笑顔が一番」と題材は人物が中心。地元写真サークルに所属する傍ら、読売新聞社と委託契約し、渡島西部地域の各種話題の記事を多数手掛けている。
表彰式は20日に東京の同省で行われる。また、自治体表彰として福島町も表彰を受けることから、「古里の魅力を全国に発信する絶好の機会。福島を大切に思う森さんの日ごろからの写真活動が評価されたことは素晴らしい」と村田駿町長をはじめ関係者も一様に喜んでいる。
提供 - 函館新聞社
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