三好さん、桔梗に新築移転…理容室をバリアフリーに
函館市の理容師三好裕幸さん(38)経営の理容室「M’s generation(エムズ・ジェネレーション)」が、バリアフリー仕様の店舗に生まれ変わり、このほど同市桔梗2に移転オープンした。昨年介護員(ホームヘルパー)2級を取得し、障害者も利用しやすい理容室を目指す三好さんは「障害のあるお客さんが気兼ねなく来店し、自然体のままで気分転換できる空間にしたい」と話している。
同店は本通で10年間営業。車いす利用者や、半身まひなどで体の不自由な客もいるため、介助の正しい知識を身に付けようと三好さんは資格を取得した。同店の客で、介護員養成校などを運営するマイエルフの吉田正樹社長から「環境を整えるだけでなく、介助技術を持つスタッフがいた方がバリアフリーになる」とアドバイスされたのもきっかけだ。
三好さんは「介助への意識が変わり、自然なサポートができるようになった」と自信を見せる。新店舗は入り口にスロープを取り付け、段差を解消。車いすでも出入りしやすいように間口を広く取った。また店の前には売り上げの一部を精神障害者への支援に役立てる自動販売機を設置し、地域福祉にも貢献する。
営業時間は午前9時―午後7時。予約優先で時間外も相談に応じる。月曜、第3日曜休み。問い合わせは同店TEL0138・83・8839。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。