集客力アップへ全力…台湾観光客誘致訪問団が出発

 函館市や地元経済団体の代表者ら9人でつくる「台湾観光客誘致訪問団」(団長・森川基嗣函館商工会議所副会頭)が15日、台湾に向けて出発した。一行は函館にチャーター便を乗り入れる台湾の航空会社を回り、さらなる増便や定期便開設を要請する。

 昨年11月に函館―台湾間でチャーター便を運航してきたマンダリン航空(台湾)が、今月以降函館への乗り入れを当面見合わせることが明らかになった。昨年1年間の台湾からの来函客数約8万7000人のうち、約45%が同社の航空機を利用していたことから、観光客減少に危機感を抱いた市などが急きょ台湾への訪問を決めた。

 この日、函館空港(同市高松町)で行われた出発式では、森川団長が「台湾は函館にとって観光面で重要な地域。先人が誘致に尽力した思いを胸に、集客を伸ばす役割を果たしたい」とあいさつした。

 訪問団は3泊4日の旅程で、台湾の航空会社3社にチャーター便増便や定期便化に向けた要望書を提出するほか、旅行代理店を訪れて観光需要動向についての聞き取り調査などをこなし、18日に帰函する予定。

update 2009/2/16 13:24
提供 - 函館新聞社


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