マル獄印 前掛け人気…廉売で刑務所作業品即売会
函館市の中島廉売内の特設会場(中島町23)で13日、全国の受刑者らがつくった刑務所作業製品の展示即売会が始まった。空き店舗を活用した初の試み。人気商品の函館少年刑務所製の「マル獄」印の前掛けなども並び、通常はシャッターの閉まった“店内”に新たな息吹が吹き込まれた。15日まで。
同廉売の商店主らでつくる中島町商店街振興組合(二本柳秀樹理事長)の主催で、「お客様感謝デー」(毎月第2金、土曜)の関連イベント。出店要請を受けた同刑務所も「地域貢献と商店街の活性化の一助になれば」と全面協力して実現した。
この日は開店前から10人近くが並ぶ盛況ぶりで、看板商品のマル獄印の「刑務所の前掛け」は用意した計50枚が昼すぎには完売。市原少年刑務所製のみそやしょうゆ、月形刑務所製の鍋敷きなども人気を集め、「通常の即売会の2、3倍の売れ行き」(同刑務所担当者)という。
まな板を購入した市内榎本町の女性(58)は「品質が良くて長持ちしそう。少しでも受刑者の更生に役立てば」と話していた。前掛けは14日も50枚限定で販売する。午前10時から午後5時(15日は午後4時まで)。
提供 - 函館新聞社
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