北斗市09年度予算案、一般会計174億円

 【北斗】北斗市は12日、2009年度予算案を発表した。一般会計の総額は174億4216万円で本年度当初比3・9%増、06年度以来3年ぶりの増加となった。海老沢順三市長は「経済や雇用の不安を課題に、雇用確保を考慮した」とし、基金や市債からの歳入を増やし独自の景気浮揚策や雇用確保策を打ち出した。北海道新幹線の新駅周辺土地区画整理事業にかかわる同事業特別会計を新たに加えた7特別会計と、水道事業会計を合わせた総額は同2・2%増の297億1291万円。3月3日に開会予定の市議会第1回定例会に提案する。

 海老沢市長は合併時から基本方針とする▽合併協議会の協議結果の尊重▽福祉サービスの水準を保つ▽旧両町の事業の継続性を考慮▽市民融和を促進し一体感の醸成を図る▽第一次市総合計画の着実な実施―を核に、1月から実施する緊急雇用確保対策の継続も盛り込んだ。

 歳入の約3割を占める地方交付税は同0・6%減の54億8239万円。市税は景気低迷による法人税や入湯税、たばこ税の減収を見込み、同1・3%減の46億2011万円とした。財政調整基金や地域振興基金などからの繰り入れは同125・4%増の3億79万円、市債も33・9%増の16億9760万円を建設事業などに充てる。市債は09年度末で197億2910万円とし、本年度末見込みよりも3億8326万円の減額としている。

 歳出では新規事業として雇用、労働対策の推進として2期(1期・6カ月)計12人を一般事務として採用する雇用対策事業に664万円、市有林間伐採の搬出や林道等の整備補修に従事する2期(1期・3カ月)計12人の「緑の雇用対策事業」に1248万円を計上。2クラブを新設する放課後児童クラブ運営に4148万円、現行の3回から14回に拡大する妊婦健康診査に3976万円、浜分中学校改築建設事業に5428万円などを盛り込んだ。

update 2009/2/13 09:23
提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです