新外環状 来月にも着工…平成20年代完成目指す

 函館IC(函館市桔梗町)から函館空港IC(仮称)=同上湯川町=までの約10キロを結ぶ高規格道路「函館新外環状道路(空港道路)」の常盤川橋(仮称)の架橋基礎工事が3月中にもスタートする。同環状道路の本格的な工事は今回が初めてで、函館開発建設部では平成20年代中(2017年まで)の全線開通を目指したいとしている。

 同環状道路は函館新道から函館空港方面へのアクセス機能の強化などを目的に計画が進められ、2006年11月の都市計画変更手続きにより整備が決定。以後、測量などを中心にした着工準備が進められてきたが、本年度の2次補正予算のゼロ国債分に同環状道路の地域連携推進事業費が盛り込まれたことから、架橋基礎工事に取り掛かることとなった。

 常盤川橋は同環状道路と函館江差自動車道を直結するために、函館IC付近の常盤川をまたいで建設される全長約31bの橋で、10年度中の完成を目指す。函館開建では現在、函館IC方向から最初のICとなる赤川IC(仮称)までの地域住民を対象とした説明会なども行っており、同橋の工事と合わせて用地買収もスムーズに進めていきたいとしている。

 同環状道路は当初、道新幹線の新函館―新青森間が開業を予定している平成17(2015)年までの完成を目指す動きもあったが、函館開建では「現時点では新幹線の開業に間に合わせるのは難しい状態。しかし、流通や観光の活性化など様々な観点から地元にとって重要な位置付けをされている幹線なので、平成20年代中を目標に、一日も早い全線開通に向けて努力していきたい」と話している。

update 2009/2/12 10:41
提供 - 函館新聞社


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