子どもの学力向上 親も考えよう!…市教委が家庭向けリーフレット発行
函館市教育委員会と市学力向上プロジェクト推進委員会はこのほど、保護者向けのリーフレット「考えてみませんか?子どもの学力!!」を発行した。市教委が実施する標準学力検査や、文部科学省が行った全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果などを踏まえ、家庭生活や学習、読書の習慣が学力に影響を与えると考え企画し、各小中学校を通じて保護者に配布した。
市教委教育指導課によると、同市の子どもの学力は全国平均と比較してやや低い傾向にあることから、各学校ごとに学力向上の取り組みを進めている。一方で、家庭における生活習慣はこの基礎にあるとし、保護者と共に子どもの学力について考えるきっかけにしようと作成した。
3つのテーマに沿い、データを示しながら各取り組みの必要性を示した。「早寝・早起き・朝ごはん」では、生活リズムは学力向上の第一歩と位置付け、朝食や睡眠をしっかりとること、テレビや携帯電話、パソコンなどの使用にルール作りをすることを勧めている。
「家での勉強は学年×10分以上」では、学習習慣の定着が学力向上につながるとして、毎日決まった時間に集中して勉強することや、学習道具を整理整頓することをポイントとして挙げた。また、「読書は生きる力を育(はぐく)むビタミン剤」では、読書で感性が磨かれたり表現力や理解力、想像力が高まったりすることが学力向上につながるとした。
これらができているかをチェックする項目を設け、学年別の家庭学習のヒントを示して取り組みやすくした。同課は「まずは、子どもの生活や学習習慣についての認識を持ち、共に学力向上に向けて頑張りましょう」と呼び掛けている。
A3判で、両面カラー印刷。2万3000部を発行。リーフレットの内容は市教委のホームページでも公開中。アドレスはhttp://www.city.hakodate.hokkaido.jp/board_of_edu/
提供 - 函館新聞社
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