模擬手術体験したよ…函病キッズセミナー

 中学生に医師の仕事を模擬体験してもらう「外科手術体験キッズセミナー」が11日、函館市港町の市立函館病院(吉川修身院長)で開かれた。同院がこのセミナーを開くのは初めて。市内の中学生28人が参加し、実際の医療機器を使用した検査や模擬手術などを通じて、医療の現場について学んだ。

 一般の人には分かりにくい外科医療について理解を深め、医師の仕事に興味を持ってもらおうと企画した。

 参加者は始めに、外科医師の仕事や生活、医療機材の説明などの講座を受講し、続いて6班に分かれ、色を付けた寒天の中に入った野菜や果物をエコー(超音波検査)の画像を見て当てたり、自動体外式除細動器(AED)を使った救急蘇生(そせい)や縫合糸(ほうごうし)の結び方、実際の手術テーブルに寝かせたマネキン人形の腹部に鶏肉を置き、超音波メスを用いた模擬手術など6項目を体験した。

 参加した函館ラサール中2年の安田桐那君(14)は「エコー画像を読み取ることが難しかった。将来は医師を目指したい」とにっこり。同院の木村純副院長(54)は「救急蘇生などは実際の生活の中で役に立つ。また、医者はこういう仕事をしているというイメージをつかんでほしい」と話していた。

update 2009/2/12 10:40
提供 - 函館新聞社


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