遊んで、食べて冬満喫

 遊びを満喫し、食で満腹―。まずまずの天候に恵まれた7日の道南は各地で冬のイベントが行われ、大勢の家族連れなどでにぎわった。七飯町では「大沼函館雪と氷の祭典」が開幕。函館市では冬フェスティバル恒例の「赤ふんダービー」に声援が送られ、江差町で始まった「なべまつり」ではあつあつの鍋を求めて行列ができた。

 ◎運動会、力合わせ氷切り…大沼函館雪と氷の祭典

【七飯】第43回大沼函館雪と氷の祭典(実行委など主催)は7日、七飯町大沼国定公園広場に多くの家族連れが来場。高さ約5・5メートルのジャンボすべり台や人気キャラクターの雪像、初開催の氷上運動会などで冬の休日を満喫していた。

 大沼から切り出した天然氷(60センチ角、厚さ25センチ)計3300枚を使用し、ジャンボすべり台をはじめ大沼で誕生したヒット曲「千の風になって」のモニュメントレプリカなどが並んだ。町民手作りの中雪像は幼児向けのすべり台が増え、来場者を楽しませた。

 今年は大沼体験観光づくり実行委員会(渡辺邦浩委員長)が体験活動を通じて大沼のよさを感じてもらおうと、親子「氷上運動会」を初開催。3人1組、8組が参加し「スノーシューかけっこ」や「ワカサギ釣り大会」などユニークな3種目で順位を競った。大沼の歴史を後世に伝えようと天然氷をノコギリで切断する「氷切り競争」は会場のステージ上で行われ、来場者らの歓声を受けながらタイムを競い、最短15秒の記録に惜しみない拍手が送られた。

 同級生3人で参加し、氷切り競争に出場した渡辺八大さん(大沼小5年)は「初めて氷を切って肩が痛い」と顔をしかめながらも声を弾ませた。

 最終日の8日は午後3時から、黒毛和牛や函館牛乳の無料試食と試飲を実施。カフェレストラン「ターブル・ドゥ・リバージュ」前の湖畔では11日まで天然氷で制作したドーム「青空のカフェ*星空のカフェ」内で飲食や観望を楽しめる。また、今年は緊急雇用対策の一環として、同祭典のジャンボすべり台や各種雪像を安全性を見極めながら3月10日ごろまで開放する予定。

◎クジラやゴッコ汁に舌鼓…美味百彩なべまつり

 【江差】冬の江差を彩る一大イベント「第9回 冬 江差 美味百彩(びみひゃくさい)なべまつり」(主催・江差観光コンベンション協会)は7日夕、江差町本町の旧生涯学習センターで開幕。町内はみぞれ交じりの雨が降る空模様だったが、屋内の会場では大勢の来場者があつあつの鍋料理に舌鼓を打っていた。

 会場のブースには檜山管内をはじめ、松前町などから参加した飲食店、旅館、農漁協などの31団体が、腕によりをかけた和・洋・中の鍋料理約40種類がずらり。大勢の来場者が、道南伝統のクジラ汁、ゴッコ汁、三平汁をはじめ、地元産の新鮮な海産物などを生かした幾つもの鍋料理を食べ比べていた。同協会の打越東亜夫会長は「江差や松前に伝わる伝統の鍋料理は全道に発信できる魅力がある。8日も大勢のお客さまに心ゆくまで味わって欲しい」と話している。

 入場無料。8日は午前11時―午後2時。鍋料理は1杯300円。鍋料理1杯につき道南産米の「ふっくりんこ」(新函館農協提供)などの賞品が当たる抽選会を行うほか、町内の商店街有志によるもちつきやお汁粉の無料サービスも行う。正午からは津軽三味線と民謡ショーも予定している。

 会場は江差信金本店(本町132)を目印に、建物南側の町道を山側に進むとよい。現地では無料駐車場を用意している。問い合わせは協会事務局TEL0139・52・4815へ。

update 2009/2/8 10:59
提供 - 函館新聞社


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