日ASEAN会合 6月に函館開催決定
函館市が開催を誘致していた「第7回日ASEAN次官級交通政策会合」が、6月に函館で開かれることが決まった。日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国の交通担当省高官による会合で、函館での政府間レベルの国際会議は初めて。西尾正範市長は「函館開港150周年の節目を迎え、こうした会合が函館で開催されることは大変意義深い」と話している。
6日に道と市が発表した。国土交通省の主催で、日本とASEAN加盟10カ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)で交通に関する課題を整理し、交通政策や協力の枠組みなどについて協議する。
国土交通省や市によると、日程や議題など詳細は調整中だが、函館市内のホテルを会場に6月中旬から下旬に4―5日間にわたり開かれる。約80人が参加し、政策会合のほか、視察が行われる。視察場所も今後の協議となるが、交通に関連する場として北海道新幹線の建設現場や函館空港などが考えられるという。
これまでの会合では貨物の取り扱いや自動車保有台数など交通に関係する情報や統計の集約、公共交通機関の利用促進に向けた各国の取り組み、日本とASEANの交通連携や技術支援―などが話し合われている。
西尾市長は「市の魅力をアジア各国に向けてアピールできる貴重な機会で、開催地として市を挙げて協力したい」との談話を発表。道国際課によると、高橋はるみ知事も「官民一体となって国際会議の開催誘致に取り組んでおり、決定を大変うれしく思う。地元の函館市とともに、会議の成功に向けて努力したい」と歓迎している。
提供 - 函館新聞社
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