賛否両論 ケータイ小説…知内図書館で特別展

 ケータイ小説は話し言葉やメールに近い文章で、絵文字やせりふが多いのが特徴。活字離れが指摘される中、ケータイ小説は人気の的になっている。 展示は町内のPTA研修会に合わせて昨年11月20日から開始。12月末までの予定だったが、「子どもたちを取り巻く現状を、もっと多くの住民に把握してもらい、問題があるとすれば相互に解決を目指さなければならない」と田中教育長が呼び掛け、2月14日までの延期を決めた。 1月下旬から町内各地で開催された行政報告会でもこの特別展の様子を紹介。田中教育長は「地域の大人が積極的に課題に取り組む姿勢を示すためにも、ぜひ一度足を運んでほしい」とし、「携帯電話やインターネットによる事件や事故が多発している。通信機器を駆使するのが悪いのではなく、その使い方に問題があるはず。各家庭でこの問題を話し合うきっかけに」と呼び掛けた。 渡島西部4町の図書館では、ケータイ小説関連書籍を扱うのは知内だけ。携帯電話を所有する児童がサイトの新刊広告を見て、リクエストカードにその図書の購入を求めるケースが多いという。 受け付けを担当する町教委の小林亮主事(34)は「『これはだめだ』と初めから拒否感を抱くのは良くない。マイナスの要素があるとすればそれを前向きにとらえることが重要」とし、「リクエスト図書は必ず職員が内容を何度も確認している。教育上好ましくないと判断した場合は保護者らに意見を求めるなどし、トラブルを未然に防いでいる」としている。 函館市中央図書館(函館市五稜郭町26)でも、ケータイ小説の関連図書があり、映画化となった作品を中心に頻繁な貸し出しがあるという。

update 2009/2/7 11:26
提供 - 函館新聞社


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