候補者に聞く 鹿部町長選【届け出順】…将来を担う「人」づくり
●田名部弘勝氏(63)。
――出馬の動機は。
若い漁業者から「町民の声が町政に届いていない」というまちの将来を心配する声を聞き、「町政が一つになっていない」と強く感じたため、出馬を決意した。。
――最も訴えたい政策は。
第一に漁業や商工業など関係団体との協力体制を整えるなど、町民の声を反映させ、開かれた、そして町民が納得できる町政にする。。
第二に社会教育や社会体育などを通じ、将来を担う「人」づくり。
第三に高齢者などが「町に住んで良かった」と感じる柔軟な対応を手掛けたい。
町は一つの家族。安心して子どもを産むことができるまちになるような少子化対策、幼保一元型の幼稚園づくりなどの施策を研究し、早急に取り組みたい。町財政の安定も欠かせない。町民に町財政の状況や運用について、理解を求めながら広く公開し、町民が集える、親しまれる役場づくりにも取り組みたい。また、漁業は町経済の支え。漁業を通じた安定的なまちづくりを進めたい。
――有権者の反応は。
20年間の無投票選挙で町長と話したこともなければ、選挙したこともない若者も多い。前回選挙戦のあった年に生まれた子供が選挙権を得た今こそ、変える時。お茶懇や青年たちとの交流の中で、町政変革への期待感を感じる。交流の中で頂いた言葉を私の宝物として、今後に生かしたい。
――新町政で目指すものは。
顔の見える、町民を元気にできる町政を目指す。大きな声も小さな声も同様に扱い、「まちづくりの中心は町民である」ことを忘れずに取り組みたい。
たなべ・ひろかつ 1945年臼尻村(現・函館市)生まれ。64年、函館商業高校を卒業後、銀行勤務を経て69年、鹿部村役場入り。水産経済課長や民生課長を経て、2007年3月まで町社会福祉協議会事務局長を務めた。
提供 - 函館新聞社
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