佐藤さんが調理技術コン全国大会へ
函館短大付設調理師専門学校(下野茂校長、学生181人)調理師科の佐藤亜美さん(19)が、17日に東京で開かれる「調理技術コンクール全国大会」(社団法人全国調理師養成施設協会主催)に道南で唯一、出場することが決まった。西洋料理部門で、地区大会を勝ち抜いた全国の調理師養成学校生ら34人と技術を競い合う。佐藤さんは「できる限りのことをやりたい」と意気込んでいる。
全国大会は今年卒業見込みの調理師を目指す学生を対象に、昨年まで通称「グルメピック」の名で開催され、今回で24回目。今年からは第1回全調協食育フェスタの一環として行い、西洋料理、日本料理、中国料理の3部門に計94人が参加する。
佐藤さんは函館出身。函館大妻高卒業後、興味のあった料理を学ぶ道に進んだ。コンクールには指導する吉田徹教頭から声を掛けられ、「やってみたい」と快諾。昨年11月、札幌で開かれた予選会で西洋部門の参加者8人中の上位3人に残り、全国への切符を手に入れた。「手が震えるほど緊張して、全国に選ばれるとは思わなかった」と振り返る。
決勝大会では、エビを主材料にした冷製前菜と牛肉の温製主菜の創作料理2品を3時間以内に作る。佐藤さんは調和の取れた味と明るい色の組み合わせが特徴の「エビとアボガドのサラダ 赤ピーマン風味」と、「牛肉のソテーデュクセル詰め赤ワインソース」に挑戦する。
料理のテーマは「夢に向かって」。いつか地元で自分の店を持つのが夢という佐藤さん。「不安もあるけれど、ここまできたのでやるだけやりたい」とし、吉田教頭も「他校生の真剣な様子を見るのも良い経験。自分の夢への第一歩として頑張ってほしい」とエールを送っている。
提供 - 函館新聞社
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