2月の石油製品 ガソリン、灯油とも下げ止まり

 函館消費者協会(米田イツ会長)が2日に行った2月の石油製品価格調査によると、レギュラーガソリン(1リットル当たり)の平均価格はフルサービス式が前月比7・91円高の111・38円、セルフサービス式が同8・33円高の104円で、昨年8月以来6カ月ぶりに値上がりした。

 同協会は「大手石油元売り各社が卸値を若干引き上げた影響が大きく、底値は打ったようだ」と分析。今後の見通しについては「原油価格自体は上昇基調になく、店頭価格はこのまま横ばい圏内でもみ合うのでは」とみている。

 調査対象は函館、北斗両市内の計25店舗。レギュラーの最高値はフルで115円(前月比4・75円高)、セルフで106円(同9円高)。最安値はフルで105円(同4円高)、セルフで102円(同9円高)といずれも小幅ながら上昇に転じた。

 灯油もホームタンク1g当たりの平均価格が同0・97円高の68・90円と若干値上がりし、基調に下げ止まり感もみられた。ただ、前年同月と比べると依然として30円以上安い水準にとどまっている。

 米田会長は「元売り各社がこれまでの原油高騰時の損失を取り戻そうとしている動きでは」とけん制しつつ、「今シーズンは暖冬に加え、消費者の買い控えや節約も定着しているため、灯油の消費量は少なくなりそう。何とかこの価格帯で推移してほしい」と話していた。

update 2009/2/3 20:36
提供 - 函館新聞社


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