知内でバスケットボール熱高まる

 【知内】野球やバレーボールを中心に、多くの町民がスポーツで交流している知内町で、バスケットボール人気が広がりつつある。1日には町スポーツセンターで町内外の社会人愛好者約40人が集う「第1回ファムファターズ杯バスケットボール大会」が開かれ、リーグ戦形式で熱戦が展開された。豪快なシュートやち密な連携パスのほか、転倒などアマチュアならではの“珍プレー”も。「もっと参加者を広く募り、今度は6月の開催を目指したい」と関係者は意気込んでいる。

 「レベルの高い試合で切磋琢磨(せっさたくま)しながら技術を磨こう」と町内のバスケットボール愛好会「ファムファターズ」(田中裕明代表)が企画。昨年11月から大会プログラムの製作や会場確保、出場チームの募集に取り組んだ。

 大会委員長の介護士田中秀明さん(23)は「愛好会が発足した3年前は、町内でバスケを楽しむ雰囲気はほぼなかった。親が楽しむ様子を見て、子どもたちは自然と野球・バレーの少年団に入るのがこれまでの流れだった」と振り返る。

 転機は昨年11月に函館市民体育館で開催された日本バスケットボール公式戦。知内町ニラ生産組合(石本顕生組合長)が協賛企業となり、ニラ束をモチーフにした特製風船の応援道具を1000組配布し、来場者を喜ばせた。田中さんは「あのニラの応援が知内のバスケブームに火をつけた。部活などの経験者はもちろん、素人の町民が愛好会に参加して一緒に心地良い汗を流している」とし、「5人、10人とメンバーが増えつつある。古里のスポーツ文化として定着させていきたい」と張り切っている。

 町内の運動関連施設の利用料はすべて無料。野球場などを管理する町教委の赤田敏美さんは「町内外問わず、誰でも無料なのが知内の利点。多くの愛好者が集うことは地域経済にもプラスになる」としている。

update 2009/2/3 20:35
提供 - 函館新聞社


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