道警函本08年の刑法犯発生状況、認知件数 大幅減少

 道警函館方面本部は昨年1年間の刑法犯発生状況をまとめた。管内の認知件数は前年比692件減の4864件。減少率は道内5方面本部で最大の12・5%減で、ピーク時の2004年と比べ3000件以上減少している。函館中央署管内は同516件減の3422件、函館西署管内は同211件減の769件でいずれも大幅に減少した。

 道内全体の発生件数は5万9741件で1139件減少している。函本生活安全課では03年から取り組む街頭犯罪抑止の活動や道が中心に進める「安全・安心どさんこ運動」を通じた地域と一体になった活動を展開。昨年はサミットの関連もあり、制服警察官による街頭での活動により職務質問による摘発が増えたほか、不審者、不審物に対する市民意識向上が発生抑止につながったと分析している。

 函本管内の大半を占める中央署管内では車上狙いが39件減の411件、侵入窃盗が57件減の374件、自転車盗が155件減の897件など。西署管内では車上狙いが42件減の78件、器物損壊が57件減の54件などと、いずれも生活に身近な犯罪が減少した。両署とも、自主防犯組織や青色回転灯装着車による防犯ボランティア活動、自転車運転者に対する交通ルールと防犯指導、電子メールによる安全情報発信などが成果に表れたとしている。

 中央署は「子どもに対する犯罪に住民は不安を覚える。引き続き発生件数を減らし、体感治安向上に努めたい」とし、西署は「路上駐車の取り締まり徹底が器物損壊減少につながる。車内にバッグを置かない、必ず施錠する習慣を呼び掛けたい」としている。

update 2009/2/2 16:02
提供 - 函館新聞社


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