函館西高が中古眼鏡集めライオンズクラブの活動に協力
函館西高校(対馬敏幸校長)の全生徒と教職員が、渡島、桧山など5支庁地区の60ライオンクラブ(LC)でつくる「ライオンズクラブ国際協会331―C地区」(小玉誠ガバナー)のボランティア活動に協力し、不要になった中古眼鏡約80個を集めた。眼鏡は今後、発展途上国の視力弱者らに送られる。生徒らは「少しでも役立てば」と話している。
この活動は昨年9月から始まり、各LCでポスターやチラシ、回収箱を設置するなどの収集を続けてきた。各地区で集められた眼鏡は苫小牧の事務局にまとめられ、米国のリサイクルセンターを通じて必要な地域に送られる計画になっている。同校には昨年12月、函館ライオンズクラブ(竹内捷次会長)理事の本間麟太郎さん(70)が、同校の同窓会長を務める縁から協力を依頼。同校では生徒指導部の加賀屋伸教諭(45)を中心に担任を通じて各クラスに参加を呼び掛けるなど、全校単位収集活動に取り組んできた。
集められた眼鏡は大小さまざまで、黒縁の年代物やサングラスなどもある。生徒が昔使っていたり、家族が不要になったものなどが中心で多くはケース付き。中には、1年生の保護者が職場で集めて学校に寄贈したケースもあったという。
2年生で生徒会長の秋本幸希君(17)は「少しでも皆の為に役立つのはうれしい。自分も友達に協力を呼び掛けたり、兄のも含め数個を集めた」と話している。
函館LCの市民社会公衆安全環境保全委員会の志賀松晋委員長(55)は「高校生がすばやく反応し、純粋な心を返してくれて驚いた」と喜んでいる。4日には同校で函館ライオンズクラブへの贈呈式を行う予定だ。
提供 - 函館新聞社
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