ひな人形商戦本格化
3月3日の「桃の節句」を前に、函館市内ではひな人形商戦が本格化している。デパートの特設売り場や人形専門店では、台座に人形などを収めることができる「収納飾り」や組み立て式の「三段飾り」、ひな壇の左右に飾る「つるしびな」など多彩な商品が並んでいる。
棒二森屋本館(同市若松町17)は正月商戦明けの8日から売り場を設けた。華やかな衣装の男びなと女びな、三人官女、御所車などからなる三段飾りが売れ筋。黒や茶など落ち着いた色の木箱に人形一式を収納できる収納飾りなども好調という。いずれも近年主流の小型の商品が人気で、価格は10万円前後が中心。売り場担当者の野倉大介さん(29)は「持ち運びや置き場所、保管を考慮して買い求めるお客さんが多い」と説明する。
このほか、ちりめん素材の巾着やハト、座布団など愛らしい小さな飾りを15―20個つるした高さ約50センチの置き物「つるしびな」も販売。3万円前後の商品が多く、野倉さんは「中にはインテリア用に買う人も」と話している。
一方、12月下旬から販売を始めたテーオーデパート(同市梁川町)では、コンパクトなガラスケースに男びなと女びなのみが入った「親王飾り」などが人気。価格は7―8万円程度のものが良く売れるという。
人形の京菊(同市桔梗2)も12月中旬から販売開始。三段型の収納飾りや親王飾りなど小型の商品を中心に、父母や祖父母が買い求める姿が目立つという。いずれも客足のピークは2月上旬になるとみている。
提供 - 函館新聞社
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