清尚高生がインスタントラーメンコン全国大会へ

 函館市の清尚学院高校(土屋康宏校長、生徒233人)調理科3年の伊藤玲美さん(18)が、2月11日に東京の女子栄養大学で開かれる社団法人日本即席食品工業協会(東京)主催の「インスタントラーメンオリジナル料理コンテスト2009」の全国大会に道内で唯一、出場することが決まった。応募総数1464点中、書類審査を通過したのは12人。伊藤さんは07年に続き2度目の予選通過となり、「北海道らしい食材を使った。入賞したい」と意気込んでいる。

 このコンテストは身近な即席めんを使った健康的なメニューを提案してもらおうと年1回行い、7回目となる。対象は栄養士や調理師を目指す生徒。大会では予選通過者が応募したレシピに基づき実際に調理し、審査を受ける。

 同校は生徒に料理に対する創造力などをはぐくんでもらおうと、05年から毎年応募。伊藤さんは07年、めんをイカに詰める「なんちゃってイカ飯」で東日本大会に参加している。今回も同校から2、3年生約50人が応募した。

 伊藤さんの作品名は「雪稲荷(いなり)」。ゆがいた塩味のめんに調味料で味を付け、米の代わりに油揚げに詰める。このめん入りいなりにフライパンで焼き色を付け、周囲にタラのそぼろを振り掛けたり、タラコを詰めたレンコンなどを添えた一品。めんは函館ならではの塩味を選び、そぼろは雪をイメージして食紅で色を付けず、白いまま使ったのがポイントだ。

 伊藤さんは「スーパーにあった総菜のいなりずしを見て思い付いた。カリッとした揚げと濃いめのめんの味がよく合うはず」と話す。

 本番に備え、同校で練習した30日は、調理時間の目安である45分間を約10分超えてしまったが、伊藤さんは丁寧な包丁さばきで作業を進め、手順を確認していた。

 卒業後は都内の和食料理店への就職が決まっている伊藤さん。「高校生活最後に料理の大会に出たかった。目指すは入賞」と力を込めた。

update 2009/1/31 12:25
提供 - 函館新聞社


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