渡島支庁08年の旅券発給 2年連続減少
渡島支庁は2008年の管内一般旅券(パスポート)の発給状況をまとめた。発給件数は前年比19・2%減の5424件で、2年連続の減少。前年からの減少幅は、統計が残っている1986年以降3番目の大きさで、原油高による旅行代金の高騰や世界的不況による経済の悪化などが響いている。
同管内の発給件数は1996年に過去最高の1万1662人、2000年にも1万1651人を記録したが、米同時多発テロの影響により01年には8194人(前年比29・7%減)、03年には新型肺炎(SARS)の流行で5168人まで落ち込んだ。その後回復基調となり04年以降は6000人台が続いていたが、今回5年ぶりに5000人台に落ち込んだ。
発給内訳では、10年旅券が同15・5%減の3170件。5年旅券は同24・0%減の2254件。年代別では20代がトップで1019件(同17・9%減)、50代が949件(同25・4%減)、30代が889件(同13・6%減)。以下、未成年778件(同20・6%減)、60代736件(同16・5%減)、40代711件(同19・5%減)、70代298件(同19・2%減)、80代44件(同26・7%減)。男女別では男性が2577件(同20・7%減)、女性が2853件(同19・2%)となっている。
市町別では函館市が全体の74・8%を占める4058件(同19・0%減)で、2位は北斗市の450件(同26・2%減)、3位は七飯町の323件(同19・7%)と3市町で全体の89・1%を占めている。
渡島支庁では「燃油価格の下落や円高メリット影響から今年に入って発給件数は回復傾向にある」と話している。
提供 - 函館新聞社
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