極東大生と中央アジア研修生がロシア語で懇談、交流

 ロシア極東大函館校(函館市元町14、イリイン・セルゲイ校長)の学生たちが27日、JICA(国際協力機構)の招きで函館を訪れた中央アジア各国の研修生とロシア語で懇談した。学生たちは極東大を選んだ理由や将来の抱負などを伝え、学んだロシア語に磨きをかけた。

 研修生はキルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、ウクライナの若手行政官9人。ロシア地域学科3年の成田満夫さん(22)は、父がサハリンで現地の人たちとコンブを採る仕事をしていることを紹介。コンブを乾燥させ日本へ輸出するビジネスを10年ほどかけて確立し、「自分も学んだロシア語を生かし、いつかはその仕事を手伝いたい」と述べた。

 同学科2年の白山季絵さん(20)は、これまでサハリンの青少年交流や北方領土へのビザなし交流に参加したことを伝え、「他人と違うことがしたくてこの学校を選んだが、今はこの学校に通って幸せ」とした。

 研修生と学生、教員らは食堂でケーキと紅茶を楽しみながら懇談。研修生は自分の国や仕事を紹介するとともに、学生たちに函館やキャンパス生活などについて質問した。

 ウクライナ経済省地域開発部長のニジュニク・オレナさん(44)は「函館市には年間約500万人の観光客があると聞いたが、どう自分たちの観光資源を生かして呼び込んでいるか、自分の目で確かめたい。観光はウクライナでも将来性のある産業で、地域開発という意味で重要な方向性だと思う」と話していた。

update 2009/1/28 15:05
提供 - 函館新聞社


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