シネマアイリスおくりびと」ロングラン上映…アカデミー賞ノミネートで人気「再燃」
函館市本町22の市民映画館「シネマアイリス」(菅原和博代表)で公開中の邦画「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が、第81回米国アカデミー賞の外国語映画賞部門にノミネートされたのを機に、再び人気を集めている。ノミネート発表後、観客数はそれまでの5割増と大幅に増え、同館では授賞式が行われる2月中旬までのロングラン上映を決めた。
映画は、遺体を棺に納める「納棺師」の仕事に就いた男性が、さまざまな人生の別れに立ち会いながら成長するストーリー。主演は俳優の本木雅弘さんで、「死」をテーマにユーモアを交えながら軽快なタッチでつづる感動作だ。
第32回日本アカデミー賞で最多13部門の優秀賞を獲得し、国内外で高い評価を受けるなど米アカデミー賞ノミネート前から評判が高く、すでに同映画館としては「異例」の8週目に突入。ノミネート発表後はさらに客足が伸び、満席の回も出るほど人気が“再燃”。26日も、上映を待ちわびた市民らが行列を作った。
この日訪れた函館市の和根崎耕作さん(60)は「テレビで紹介するのを見てどんな内容が興味が沸いた」とする。
菅原代表は「命の尊さを、笑いと涙と共に描かれているのが多くの共感を集めた。親子の情愛も重要なテーマ」とし、「これだけのロングランは『戦場のピアニスト』(02年)以来。リピーターや親子、夫婦で来るケースも多い」と話す。上映は27日午後7時、28―30日同零時50分と同7時。問い合わせは同館TEL0138・31・6761。
提供 - 函館新聞社
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