函館赤十字病院が「看護師相談外来」を開設

 函館赤十字病院(赤澤修吾院長)は、看護師が糖尿病や乳がんの外来患者の相談を受ける「看護師相談外来」を開設した。道南でただ1人の乳がん看護認定看護師を含む4人の看護師が治療や日常生活について悩みを聞いたりアドバイスしたりする。診断から治療後まで乳がん患者の精神的な支えとなるほか、知覚障害などの恐れがある糖尿病患者のケアをし、重症化の予防に取り組む。

 乳がん患者の相談員は、乳がん看護認定看護師の村上佳美さん(28)、村田久美子さん(35)、糖尿病が折戸香代子さん(55)、目黒恵弥さん(31)。従来は各科外来の看護師らが外来患者の相談に応じていたが、同病院では糖尿病や乳がんの患者が増加傾向にあり、患者のQOL(日常生活の質)向上の支援に力を入れることにした。

 乳がんは、治療法の選択や抗がん剤などの副作用の相談に応じるほか、合併症のリンパ浮腫の予防などを行う。また乳房切除後の精神面のフォローや補正下着の紹介など、女性特有のデリケートな悩みにも対応。村上さんは「以前と変わらない生活を目指してサポートしたい」と力を込める。

 糖尿病は、重症化すると足が壊疽(えそ)する恐れもあり、予防のために知覚障害で足の感覚が鈍くなっている患者に起こりうる事態を防ぐ方法をアドバイスし、つめや皮ふの状態を観察して清潔を保つ手入れなどを行う。折戸さんは「自分でもケアできるまで手助けしたい」と話す。

 相談室は同病院1階の個室で、看護師と1対1で話せる。開設日は乳がん患者が火・木曜で1人30分から1時間程度、糖尿病患者は水・金曜で1人1時間程度。時間は午後1時から同4時までで予約制。申し込み、問い合わせは同病院TEL0138・51・5315へ。

update 2009/1/25 13:46
提供 - 函館新聞社


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