路上生活者を支援 聞き取りなどで調査…市民団体 28日の無料相談会 来場呼びかけ
函館・近郊の病院や労働団体などでつくる市民団体、函館地方社会保障推進協議会(堀口信代表)の路上生活者支援グループが24日、函館市内のJRの駅やフェリーターミナルなどでホームレスの実態調査を行い、今月28日に開く無料相談会を周知するチラシを配った。
経済・雇用情勢の悪化を受け、2年ぶりに本格的な調査を再開。この日は支援グループのメンバーや学生ら計16人が5班に分かれ、日中と深夜の計2回、JR函館駅や函館市中央図書館などで目視や聞き取りによる調査を行った。
JR函館駅周辺では、メンバー3人が駅構内やバス待合所などを巡回。日中に該当者は見当たらなかったが、夜間に数人が暖を取ったり、寝泊まりしたりしている現状を確認した。3人は各施設の職員に無料相談会の案内チラシを手渡した。参加メンバーの一人、函館稜北病院の青木達人事務局次長は「道南でも派遣労働者の大量解雇があり、今後、路上生活者が増える恐れもある」と話していた。
函館市総合福祉センター(若松町33)では28日午後1時から同5時まで、路上生活者や解雇された派遣社員らを対象に専門家による健康相談や住居相談に応じ、豚汁やおにぎりなども用意している。
提供 - 函館新聞社
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